--

January February March April May June July August September October November December
--(--) --:--

スポンサーサイト

スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Edit

02

January February March April May June July August September October November December
2015(Mon) 00:21

朝彦と夜彦1987

日記 と呼んでいいものか

私の愛してやまない作家、菅野彰さんの原作(戯曲)を基にしたリーディングドラマの公演に行ってきました。
公演が決まったと、そう告知されたのは10/8のことでした。
http://akirasugano.blog.fc2.com/blog-entry-130.html

でも最初にうすらぼんやり告知があったのは9/17でした。
https://twitter.com/akirasugano/status/644170674685145089

あと10月末を半日くらいどっか空けておいてみてください。
何かあるかもしれないし何もないかもしれない。
何もなかったら一緒に読書でもしましょう。




何があるか分からなかったけれど、こんなことを菅野さんが仰ったのは初めてだったし、何が何でも行きたいと10月後半は菅野さんに捧げる覚悟でした。
でも…何があるんだろう!?ってすごい考えてて。
サイン会とかかな…?とかそんなふうに。
蓋をあけてみたら想像もしていなかったリーディングドラマの上演でびっくり。
しかし他の用事と何も重ならず!(妖怪ライブかぶりが出なくて良かった…!!)本当に幸いなことに、私はこのドラマを2回も見ることが出来ました。

ネタばれがあるかもしれないので、注意してください。

■朝彦と夜彦1987
http://asayoru1987.com/
赤坂RED/THEATER
作 :菅野彰
演出:中屋敷法仁

松島庄汰 松田凌 …10/31 14:00の部を観賞
桑野晃輔 法月康平 …11/01 14:00の部を観賞 クロストークショーつき

上演時間:約80分





この公演は2人だけの朗読劇で、それを2つのペアで公開する仕組みでした。
私は菅野さんのファンなだけで、役者さんどなたのファンでもないので、どの公演を見に行こうかなって悩んだとき、各人の画像を検索して、私が好きなタイプだった【松島庄汰 松田凌】ペアのほうのチケットを先行で手に入れました。
なんて不純な動機…。
そうしたら先行が終わってみたらこちらのペアの公演だけ軒並み売り切れ!
【桑野晃輔 法月康平】ペアは全部チケットが残っているという残酷さ。
当初は1回だけの予定でしたが、そのあとクロストークショーが発表になったとき、2公演どちらも桑野法月ペアのほうのチケットを買った場合のみ入れるということになっていて、丁度いいから別ペアも見ようと思ってチケットを追加で購入しました。
結果的にはそれで大正解でした。

2組みた結果で、自分の好みでいいますが、私は完全に桑野法月ペアのほうが好みでした。
正直公平な判断ではないと思います。
1回目に松島松田ペアを見ていて、そのときというは話を全て知らなかったのでより話に頭を取られてたと思うし…。
でも理解している状態で見た2回目って結構冷静で、その中で桑野法月ペアを見たので、そういう意味では冷静に良かったと思っていると言えるのかもしれません。

肝心のお話ですが、全力で『菅野彰』でした。
重い。繊細。辛い。悲しい。キツイ。
でも優しい。
私は菅野さんの描く不器用な人間というのに本当に弱くてですね…。
もっとうまく、要領よく生きられるだろう!?といつも読んでいてすごく思うんですが、生きられない人間もいるんだよね…と。

ミルククラウンのパンフレットの表紙、見た後に、ああ…そーゆーことだったんだーと。

1日目に見たときは、途中で「あ、そういうことなの?夜彦…ウソでしょ…」と。
そう思う絶望感と、いや頼むお願いだからという必死な思いで見てました。
途中でどんどん肩も全身も錘がのったようになって苦しくなってきて、じっとしているのも辛いくらい。
苦しい苦しい時間をお願いだから夜彦と見続けて。
でもラストまで見て、うんそうだなと。
菅野彰は救いのない話を書いたりはしない人だったなと。
私は救いのある話だと思いました。

松島松田ペアは、松田さんの強烈な個性に圧倒されてしまいました。美しい容姿、通る声、狂気の演技。うまいなとおもいました。
でもうますぎたかも。
とはいえ美しい。ライティングがそもそも素晴らしい。
あの美しい輪郭を本当に見事に描きだしていて素晴らしい。
松田さんがすごい美しいというのもあるけど、基本的にあまり正面のほうからライティングしないのです。
サイドから、上から、後ろから。
真白な服を着た松島さんに照明が当たると、白い服の影がすごく良くて、結構じっと服の陰を見ていました。
松島松田ペアが実はイマイチ心に響かなかったのは、多分松島さんの朝彦が少し影が薄かったから…かなぁ。

桑野法月ペアはどっちも朝彦であり夜彦で、きっちり主張が成り立ってたと思います。
顔の好みはともかく…(いや好みじゃないんですが)法月さんは夜彦だった。
声のね、強弱が良かったんですよね。
マイクなしの地声のみでの舞台でしたが、松田さんはなまじ声が通る分、繊細な部分が私的に足りてなかった。
法月さんの声のトーン、ほどよい弱さがすごく聞いていて耳馴染みが良かったのです。
それに何より桑野さんの朝彦。
桑野さんも別に好みじゃないんですが、朝彦を演じてる桑野さん、すごく可愛くて輝いてた。
ああそう、身長差も、私は朝彦のほうが低くて、夜彦のほうが高い桑野法月ペアのほうがしっくりくるんだ。
話をもどして、桑野さんの慈悲深い眼差しとか、そういうのがすごく好みでした。
なんていうか、私の中の菅野彰の世界っていうのは、こういうことなんだよっていう。
桑野さんはかなり菅野彰の世界を体現している人だったんですよ。
まあ私の中の世界なんですけど。
ファンとしてはだからすごくありがたいなって思いました。
リピーター特典、顔だけでいったら松田さんだったけど、本当に素晴らしい演技で魅了してくれた桑野さんにしちゃいました。

菅野さんは繰り返し、この話は戯曲だから本にはならないと呟いていらっしゃったので、私は出来る限り言葉をちゃんと呑み込んで記憶しておきたいって始まる前には思っていたのです。
でも…始まってみたらそんなの全然無理でした。
それでも…私は「朝がきて朝だと思うお前」と表現する夜彦の言葉、「子供に死にたいと思う朝を残さないか」という夜彦の言葉…すごく心に残りました。
あと”幸い(さいわい)”という表現。菅野彰という作家を私の中では象徴している言葉使いです。

そして本当に私が嬉しいのは、きっとこの世で一番喜んでいるのは菅野彰さんご本人だということです。
菅野さん、上演おめでとうございます。
尽力してくださった、菅野さんのご友人、周囲の方に感謝します。




Edit Comments(0) trackBack(0) | 日記 と呼んでいいものか | 20151102 |

Post a Comment

Private message

Designed by mi104c.
Copyright © 2017 灯ブログ, all rights reserved.
08 | 2017/09 | 10

sun

mon

tue

wed

thu

fri

sat

- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Page up▲

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。