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2006(Sat) 21:28

BL これより先はご遠慮ください

BL小説

これより先はご遠慮ください
皐月かえ/イラスト ヤマダサクラコ(Basilノベルズ)

表紙の男二人につられて買った一冊。
ホモ小説は、話だけでもだめ、絵だけでもだめ、両方良くないと匠(ry。冗談です。でもそれなりに絵も重要な要素だと思います。


エロが読みたい方には向かないです。

エロ指数 ★☆☆☆☆

くらいです。
まともに合体もしてないです。

エロはなくていいのよ!
ココロよ!
と仰る方は試してみてもいいかもしれません。 (あらすじ)
初めてづくしのバイト先で大学生の透に指導してくれたのは、クールで俳優顔負けのハンサム・渋沢と、甘い雰囲気のハンサム・徹也。厳しい渋沢に急に甘やかされたり、優しい徹也に襲われそうになったり、2人の美形に翻弄される中、突然渋沢にキスされて…。 不器用&天然のブライダルLOVE。

正直いってあんまり話に集中できませんでした。orz
そのことをちょっと書きたいけど、本編とは直接関係ないし、後ろのほうで雑談してみようかな。

このバイトっていうのがブライダル会場での配膳係で、渋沢と徹也はそこの先輩です。主人公の透が可愛いけど頑張りやの子で、二人とも透を好きになっていくけど、それぞれアピールの仕方が違う。

徹也は、甘やかして甘やかして、どろどろに甘えたにする。
渋沢は、一人で歩けるようにしてやる。

お話としては、渋沢と透がくっつきます。厳しいけれど、ちゃんと自分を思って成長の手助けをしてくれる渋沢に透が惹かれていったのはわかります。
でも私の好みは徹也です。(超個人的!!)とにかく甘やかしてくれるなんて、私の大好きな甘アマ一直線ですからね。途中に徹也が透をうしろからだっこしてる挿絵があるんですが、その時の徹也の顔がめっちゃセクシーでエロかった。ヨダレ出そう。(きたねぇ)

この作者、この作品がオリジナルデビュー作という風に書いてありました。読んでいて気になるのは、この話を最後まで読み終わっても、意味深にふっていた徹也の過去とか全然解決してない件。続きがあるの?何にも書いてなかったけれど…。反応がよければ、つぎの本で書きます的複線なんでしょうか。とても中途半端です。

あと、文章も透視点かと思いきや、途中でいきなり渋沢の心中になったり、兎に角視点が勝手に切り替わるのが不快だなと思いました。一つの段落毎に変わるならわかるけど、数行でいきなり変わるのってどうなんですか。話のプロット自体は結構好きでしたが、それを文章にする段階での色々な事が目について気になりました。




─集中できなかった理由について雑談してみる─
私がずっとやっていた仕事がまさにこれと同じような仕事だったので。そういう意味では物凄いこの仕事について詳しいな…と感心してしまいました。披露宴のサービスなんて会場内は華やかですけど、裏は戦争です。あはは…。

この話の中では、比較的同じ会場に同じ人をグループで割り当てているんですけど、それは羨ましいなーと思って読んでました。
私が働いていたホテルは、部屋付ではなくて、シフト毎にバラバラの会場だし、黒服(うちではキャプテンって言ってました)も毎回違うんです。いいキャプテンもいれば、絶対当たりたくないキャプテンもいて、なんていうかハラハラドッキドキのシフト発表でした。私そのとき思ったんですけど、ああいう仕事をしてる人って少なからず人間が歪んできますね。長年やってればやってるほど、変な人が本当に多かった。

バイトに鬼の形相で怒ったあとに、そのバイトに背中を向けてでニヤニヤ笑ってたドSのキャプテンの表情を私は忘れることが出来ません…ガクガク。

私達下っ端が仕事を楽しくやるためには、もうキャプテンの発言や行動をネタとして観察して報告しあうしかないと、仕事終わりに集まっては報告しあって笑ってました。
懐かしいな。
1日16時間働いたり、その間休憩は30分しかなかったり、お昼も食べられなかったり、社員なのに休みもなかったり、色々嫌な事はあったけれども、あれがバイトだったら結構面白かったかもしれないなと今では思っています。

こういうバイトに興味のある人へ参考書として渡したいくらいのよく書けた内容だ、とか色々思い出していたので集中出来なかったという話でした。

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