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2010(Sun) 22:41

YK LIVE Vol.#6 東京公演 -千秋楽

梶浦由記さん関連

とうとう千秋楽。
この1カ月あっという間だったなぁ。
笠原さん素晴らしかったです。
梶浦さんも、歌姫'sも、フロントバンドメンバーの皆様もおつかれさまでした。
特に1か月声帯を消耗してきたWAKANAとKEIKOが最後まで完璧に歌声を維持していたのは本当に素晴らしかったと思います。
去年Kalafinaとして沢山ライブをやって鍛えてきたのが生きているのかなと思いました。

今日でライブはいったん休憩、次回のライブは多分1年後くらい。
(少なくとも年末年始にはない)

Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR
 ~FictionJunction/Yuki Kajiura LIVE vol.#6~

 <東京公演>

 2010/06/13
 場所:JCBホール
 開場:16:00 開演:17:00
 
 梶浦由記
 Vo:YURIKO KAIDA/KAORI/KEIKO/WAKANA
 Guest Vocal:笠原由里

 Guitr:是永巧一
 Bass:高橋“Jr.”知治
 Drums:佐藤強一
 Violin:今野均
 Manipulator:大平佳男


【SetList】
01.Crush [PandoraHearts]
02.frenetic [歴史秘話ヒストリア]
03.the image theme of Xenosaga II [XenosagaII -善悪の彼岸-]
04.vanity [Fiction]
05.liminality [.hack//Liminality]
06.fake wings [.hack//SIGN]
07.in the land of twilight, under the moon [.hack//SIGN]
08.winter [Fiction]
09.星屑 [Everlasting Songs /原曲:ビロードうさぎ]
10.花守の丘 [真救世主伝説 北斗の拳]
11.secret game [NOIR]
12.maze [NOIR]
13.canta per me [NOIR]
14.salva nos [NOIR]
15.MATERIALISE [舞-乙HiME]
16.時の向こう 幻の空 [おおかみかくし]
17.forest [エル・カザド]
18.everytime you kissed me [PandoraHearts]
19.野原 [時の向こう 幻の空 c/w]
20.Parallel Hearts [PandoraHearts]
21.where the lights are Japanese Ver. [真救世主伝説 北斗の拳]
22.L.A. [エル・カザド]
23.目覚め [舞-HiME]
24.聖乙女の祈り [舞-乙HiME]
25.zodiacal sign [Aquarian Age]
26.maybe tomorrow [XenosagaIII ツァラトゥストラはかく語りき]
 -EC-
27.the world [.hack//SIGN]
28.a song of storm and fire [ツバサ・クロニクル]
29.ユメノツバサ [ツバサ・クロニクル]
30.a farewell song [NOIR]
31.open your heart [.hack//SIGN]


今回は次回のライブの告知はなし。
やっぱり作曲家だから音楽を作りたい、その間に音楽を作って次のライブで披露したい、でもやっぱり昨日スタッフに次回のライブの告知したかったと言ってしまった、と。
パンフのインタビューを読んでいれば予想できたことだし、私は1回休憩するの、いいんじゃないかなって思います。
ライブは凄く楽しいけど、その代わりサントラの仕事は減ってるし、その点に関していえば正直淋しかったから。
ライブが梶浦さんにとって楽しみだとしたら、今回のライブで英気を養っていただいて、また良い音楽を聞かせてもらいたいな。
今の時点で会場を押さえていないってことは、本当に1年くらいブランクになると思います。
次のライブも、新しく生み出される音楽も、楽しみにしています。


今日は私にとってはSURFACEの解散日でもあって…
お姉ちゃんにライブの話をきいて自分ももらい泣きしてしまったりしていて…
だから今日中にレポ書ききれないかもです。
御容赦ください。




★花守の丘
是永さんのギターが音が出てないみたいで、曲中ずっとスタッフが行ったりきたりしていたので全然集中できず…でした。
是永さん相当イライラしたと思う。焦ってるというか。

★salva nos
真紅のドレスで登場した笠原さん。
空気の振動ってものをこれほど感じさせられることもなかなかないだろうと。
体にビリビリくるような歌の迫力。
すごかったー。すごい以外に表現する言葉を見つけられず。

★MATERIALISE
やっぱり今日はこれを楽しみにしてました。
貝田さんVer.とはまったく趣のことなる仕上がりで、やはり圧倒。
どちらも聴けるなんて幸福以外の何物でもないですね。
ヴァイオリンが目玉のシーンなんかでは、台の上で舞っていて可愛らしく。
それでいて制圧されている感。

笠原さんとのトークは、今回のゲストで唯一台の上に上がったままでした。
・DPで"ラスボス"なんて言ってしまって、あとで反省したと梶浦さん。
・あんなに綺麗な歌声の方になんてことを…的な感じで、今日から「天上人」になりました。
・なので上にいたまま。
・笠原さんのお題の回答は「杏仁豆腐 かんてんぱぱ パオパオ」夏のおかしとしてだそう。この話をしているときの笠原さんが少女のように可愛らしかった…。
・笠原さんもジンジャラー(by梶浦さん命名 ジンジャー好き者のことを指す)だったと感激の梶浦さん
・冬のおやつを聞いたら「ミルクココアにしょうがを入れる チューブで5cm」とのことで、梶浦さんも前からココアにしょうがを入れていて、しかも5cmという長さまで同じだったと。(今までもそれを皆にオススメしていたが判ってもらえなかった、だけど初めて…!!という喜びだそう)
・魂の同志…だったかなんか感動してそんなこと言ってました。
・運命の女神のような歌声、と梶浦さん
・笠原さんは最近は脚本も書かれていて、これから杉原千畝さん(有名な方ですね)を題材にしたものをかかなければいけないそう。今年の夏は引き籠って書くのだとか。
笠原さんが脚本を書いたあとに音楽ができたりリトアニア語になったりして、向こうで発表されたあとに日本に渡ってくる?ので日本では2年後くらいになると言ってました。
・その話のあとに梶浦さんが「そのお話をうかがっていて、笠原さんのような方でも、引き籠ってものを作る話になると声が低くなるんだと気が付いて嬉しい、私も引き籠っていると声が低くなる」というようなことを。
・それにしても笠原さんのお話されるときの声が可愛らしゅうて。DPのときは殆ど話す機会がなかったので、新鮮でした。

#拍手レス(こんなところにすみません。気が付いてもらえるかなぁ)
#多分"てんじょうびと"は"天上人"であっていると思います。
#梶浦さんのブログを見ても、漢字的にこれでしたし。。。


★forest
WAKANAもスタッカートが微妙なところが…って前に書いたのは、多分「forest」ですね。
確かにWAKANAがヴォーカルとっている曲で、そういう曲ってないかも。
感情移入の度合いは素晴らしいですけどねー。

★野原
「野原」はこのくらいの会場の広さが必要な歌だと思いました。
とても声がホールに広がっていて良かったです。
やっぱりそういう曲ってありますよね。
「where the lights are」も空間の広さが必要な曲だと思います。
KEIKOの中音が下から吹きあがるようでとても心地よい時間でした。
バルコニーで高さがあると、こういう楽しみも味わえるんだなぁと。

★a farewell song
これやりそうだと思ってました。
思ってたのに泣けました…。
笠原さん、前の2曲の圧倒的な歌声とは違って、柔らかい響き渡る歌声でしたね。
最後のほうは4人と一緒に。

★open your heart
うんだから…この曲は反則なんですよ…。
何度やられても泣けちゃうっていうかね…。
最近本当に涙腺が緩んでて困ります…。


●トーク編
今日のお題は「冗談じゃなく(J) こだわっている(C) ブツ(B)」

「こだわる で Cなのはちょっと無理やりっぽいけど、梶浦語は全部ローマ字表記で"こ"は梶浦語ではCを使うので梶浦語的には正しい」というようなことを梶浦さんが言っていました。

梶浦さんのJCB…はなかったような。

笠原さんの歌のあとのトークでは、「笠原さんにヴォーカルをとってもらったMATERIALISEは普段は4人で歌っているが、全然違うものになっている。だから音楽は飽きない」と嬉しそうに言っていました。


<WAKANA>
お題の回答「レンズなし眼鏡」
「フチなし・・」と言いかけて間違えたとWAKANA。
眼鏡自体は視野が狭くなるのと、まつ毛が当たるのが嫌なんだそう。
眼鏡が似合わない選手権世界で1位だと思うって自分で言ってました。
でもわざわざレンズなしの眼鏡を買ってきて、リハとかにしてくるんだそう。
それならしなきゃいいのに、みたいなことを梶浦さんが言うと、憧れだと言ってました。

悲しい歌を歌えば悲劇になり、明るい歌を歌っても影を落とす声、と紹介されていました。

<貝田さん>
お題の回答「エクステ」
10年くらい前からエクステにこだわっているそう。

今日はちらほら「かわいい」コールが聞こえたあと、「名古屋より少ないな~」と貝田さん(笑)
(冗談ですよ!)

<KEIKO>
お題の回答「オリゴメール(塩)」
お風呂の入浴剤としてだそう。死海の塩で…、分量を間違うと火傷するくらい本気の塩だと説明してました。

<KAORI>
お題の回答「ステージドリンクは常温のスポーツドリンク」
水は喉が渇く…なんかずっと口をあけてるみたいで、とKAORIは言ってたような。
ステージドリンクは水だと思ってたけど、今や色々持ち込んでると梶浦さん。
それに対してすごい自己主張のWAKANA。
やっぱりカフェラテ…としつつ、いつの間にかステージに3本持ち込んでいるという話に。


<高橋“Jr.”知治>
お題の回答「FinePixの一眼レフ」
最近レンズが壊れてしまって、修理に出したら新しいのに交換してくれることになったそう。
まだ届いてないようでしたが。

天上人にはヘヘーッとジェスチャーで平伏してました!

ライブはやっぱりベースとドラムの音が格好いいと安心して聴けるんで、今回もJr.さんのベース楽しませていただきましたっ。

<佐藤強一>
お題の回答「手巻きの時計」
梶浦さんも腕時計を集めるのが趣味なんだそうですが、佐藤さんと違って電池の時計が多いので電池の交換が大変なんだとか。
「いっぱい持っていても結局9割は使ってなくて、いつも使うのは1割だよねー」みたいなことを言ってみるけど、実際のところ1割くらいしか電池が入っていないだけだったりする、と(笑)
ビックカメラで一気に20個とか電池を買ってきてまとめて交換するとか。

今日も名古屋に続き、女性のみの「強さまーーー」コールあり。
これ…結構言うほうも楽しい!!思いっきり言ってます。
梶浦さんはこれを言われて恥ずかしがる強様みたさに煽ってるらしい(笑)

佐藤さんのドラムが本当に好きらしく「ありがとうドラム!っていう音」というような表現をしてましたかね。

<今野均>
お題の回答「ジンジャエールはウィルキンソン」
ジンジャラーな梶浦さんも同意だそう。
とりあえずジンジャーなものはなんでもまず買ってみるそうですが、これは箱買い、と。

そんな今野さんについては、エロいとしか表現できないヴァイオリン、と。
ヴァイオリンが高いのは想像がつくけど、弓もとっても高いらしい、という話から、「あんなにふりまわしている弓は…一番いいのではなくて3番目くらいのでしょうか(笑)」と梶浦さん。「違う違う」と弓でジェスチャーな今野さん。

<是永巧一>
お題の回答「ネコは長毛」
黒のペルシャを飼っている御様子。

収録などで是永さんにギターを弾いてもらうと、他の楽器がいらないと思ってしまう、と梶浦さん。
キーボーディストなので、打ち込みで音を重ねるのも好きなんだけど、是永さんに弾いてもらうと満足度が高くて音が減る…というような話でした。

「色んな意味でエロいギターを」と言ったあとに、「今のは取り消します」と梶浦さん。
色んな意味で…ってどういう意味(笑)と思っていたのですが、すぐに梶浦さんも気が付いたらしい。

<大平佳男>
お題の回答「トラックボールはケンジントン」
mac使いのトラックボール使いには当然の話みたいなことを梶浦さん。
梶浦さんは4つ持っていると。(一つは飲みものをこぼしたので・・・の様子)


●その他 ろくでもないこと。
照明について。
正直昨日の照明はちょっとやりすぎ感があったと思いますよ…。
すんごい目が疲れた…。
特にマテだったかな、あの赤と白のライトがチカチカするやつ…。
笠原さんを一瞬でも多く目に焼き付けたい…と、瞬きする間も惜しいという気持ちで見つめているのに照明が強すぎて目が痛くて。
照明も演出の大事な要素であることは間違いないのですが、ほどほどが大事かと。
あの赤白点滅ライト…私個人はポケモンショックと内心呼んでいましたが、このツアーの間ずっと思ってたんですがね…。客席のほうを照らし過ぎっていうか。
千秋楽だから、というよりJCBは使えるライトの数が多くて、それだけに過剰な演出になっていました。
「where the lights are」のライト演出とかすごくいいんですけどね。
「in the land~」とかも好きなんですけどね。
最後の最後に惜しかったと思いました。

映像について。
これも最後の最後に残念な感じで。
あのLED…あんなに荒いやつ使うなら使わないほうがマシではないかと。
あと、梶浦さんのライブではLEDだと発光が強すぎるかなと思いました。
存在感が勝ち過ぎているというか。
これもマテになるけど、笠原さんの衣装が赤なのに後ろの映像も赤調で被ってますし。
あれなら後ろは真っ暗のほうが笠原さんの存在感も増したと思います。
それか笠原さんの真後ろ辺りは避けるとか。
元々ずっとあの映像なのはわかりますけど…会場が変わってスクリーンじゃなくてLEDになって、さらにゲストが来て立ち位置も変わってるんだから引き算も必要だったんじゃないのかと。
LEDがいい演出になっていたのは、最初の「Crush」の雪のようなやつと、「a farewell song」の教会のステンドグラスくらいかな…。

歌以外の面において良い面もあったけど、微妙な面もあった感じです。
でも音響が酷くないだけで本当は十分なんですけどね。
ギタートラブル以外は良かったですし。

でもライブって色んなものを楽しんでいるんですよ。
WAKANAじゃないけど、本当は全部楽しみたいっていうか…照明も映像も、梶浦さんもフロントバンドの皆様も歌姫も、全部余すところなく見ていられたらいいんですけど。
目は二つしかないのよーもどかしい。



**ツアー終わりまして**
はてさて、いろいろ沢山書いて参りましたが、本当に終わっちゃったんだなぁ…。
まだ実はあまり実感沸かずです。
この1カ月本当に楽しかったです。
セットリストがこんなに違うツアーなんて…想像もしていませんでした。
そこここに、梶浦さんの"楽しんでもらいたい、私も楽しみたい"っていう思いが溢れていて、そういう気持ちに包まれるいいライブでした。

今はこれから梶浦さんがどんな新しい音楽を作ってくれるのか、ワクワクしています。
うん…また素敵な音楽を届けていただけそう!

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